起業に不安はつきもの-うまく付き合う3つの工夫

こんにちは、smabizです。

起業は自分の選んだ道です。

選ぶということは、今までの環境を捨て新しいことに挑戦することです。

そこに不安があるのは当たり前だと思います。

起業を成功させるには、起業に伴う不安とうまく付き合う必要があると思います。

当たり前ですが、僕は考えうる不安に対処するためにすでに必要な対策は講じています。

でもふとした時に漠然と起業がうまくいくか不安になることがあります。

不安にとらわれるとパフォーマンスが落ちてしまいます。

なので、どうすれば「不安」とうまく付き合えるか考えてみました。

不安とは何か?進化論の視点

まず「不安とは何なのか」について鈴木祐の「最高の体調」で進化論の視点から説明があり、なるほどと納得したので紹介したいと思います。

それでは、「不安」の存在理由はなんでしょう?人間の進化のなかで、「不安」はどのような役割を果たしてきたのでしょうか?

結論から言えば、不安の機能は「アラーム」です。

目の前の草が動いたのは、奥のライオンがいるからではないか?この葉っぱを食べたら体を壊すのではないか?このような、まだ正体があきらかでない生存の危機を察知し、事前に対策をとれるようにアラームを鳴らすのです。

これは人類にとって最も重要な機能のひとつです。不安がなければ人類は未来の危険になすすべがなく、ほとんど絶滅に至ったことでしょう。

いっぽうで「喜び」や「楽しさ」といったポジティブな感情がなくても、すぐに生存の危機には結びつきません。もちろん喜びのない人生など送りたくはありませんが、少なくとも人類の進化においては、ネガティブな感情のほうが役に立ってきたのは間違いありません。

その証拠に心理学の世界では、「ポジティブな感情よりもネガティブな感情のほうが強度が高い」という現象が昔から確認されてきました。

進化論の観点から不安の機能は「アラーム」で、人が生きていくために必要な感情のようです。人間として将来に対して不安を感じるのは当然だということに安心しました。

僕だけでなくみんな同じように不安を感じるものだと。

僕の不安が何なのか明確するために、不安の原因を深堀してみたいと思います。

不安についての深堀り

起業にまつわる僕の不安について明確化を試みます。

そのうえで対処する価値があるか、ある場合どのように対処するか考えてみます。

①お金の不安

今の十分かつ安定的な給与はなくなります。

お金の不安は、はじめる事業が初期費用もランニングコストもほとんどかからないビジネスであること、家族を養うための安定収入確保の目途は立っていことから、本当に足りなくなることの不安ではなく、今あるものを失うことに対する不安です。

事業が成功するまで今までより金銭的余裕がなくなることを再認識し、そのことは仕方がないとあきらめようと思います。

②起業が成功するのかという不安

何かを得たければ何かを捨てる必要があります。

でも今あるものを失ったにもかかわらず新しく得たいものが手に入るかわかりません。

将来のことは誰にもわからないので心配しても仕方がないと思います。

自分で選択したのだから覚悟を持って進める、必ず成功すると信じて精一杯やり切るしかないと思っています。

万が一失敗したとしても死ぬことはないし家族を路頭に迷わすこともないと思います。

挑戦を続けられるように工夫して成功するまで続けたいと思います。

しかし時々ふと漠然とした不安の感情が湧いてきてしまいます。

その時どうやりすごすか対処法を整理してみました。

1.正しく努力すれば成功すると確信する

成果を得るには成果がまったく見えない状況で、小さな努力を一定の期間にわたり継続する必要があります。

今のところ成果がでなくても中長期的には正しく努力していれば結果はおのずとついてくると信じて、目の前のタスクに集中することが大事だと思います。

例えばフルマラソンを走る必要があって不安を感じたとします。

正しいトレーニングを継続すればフルマラソンを走れると信じることができれば不安は解消されると思います。

実際、正しいトレーニングを継続すればフルマラソン完走できると思います。

何も特別才能が必要なわけではありません。

スモールビジネスの成功もフルマラソンの完走とそれほど変わらないと僕は思っています。

スモールビジネスの場合フルマラソンと異なり顧客などの他人が関与します。

自分ではコントロールできない他人の存在が成功に大きな影響を与えます。

ただ、この点も突き詰めて考えていくと両者に差はないと思ってます。

というのも、やると決めたことをしっかり実行していくこと以外は、自分ではコントロールできないという点で同じだからです。

運や偶然という要素が必ず介在しますが、それでも正しい努力を積み重ねていけば、中長期の視点でみれば水が高いところから低いところに流れるように何らかの成果が出ないはずはありません。

このようなことを表すことわざは以下のようにたくさんあります。

これは人間の営みを含む自然の摂理だと確信しています。

  • 塵も積もれば山となる
  • 点滴石を穿つ
  • 七転び八起き
  • 失敗は成功のもと

より強い確信を得るために過去の挑戦した経験を思いだすこともいいと思います。

僕の場合、大学進学、資格取得試験の勉強、海外勤務など挑戦した体験があります。

努力は裏切らないし、案ずるより産むが易しで、思っていたより大変でなかったことが多いです。経験自体が楽しかったこともあります。

過去の経験を思い出すことで、今回の新しい挑戦も乗り越えることができると自分を信じることができます。

2.走る

不安に打ち勝ってスモビズに取り組むためには強い心が必要だと思います。

でも心は目に見えないので心を鍛えることは難しいです。

目に見える身体を鍛えるために僕は走ります。その結果心も鍛えることができると思います。

強い健康な身体に強い心は宿ります。

走るという行為は絶え間ない自分との闘いです。

日々、どんなに小さくてもいいので自分に勝つことで心が強くなっていくと思います。

以前の読書メモでも書きましたが、僕はスモビズの成功のために走りたいと思います。

smabiz.hatenablog.com

3.不安の感情が通り過ぎるのを待つ

不安は定期的にどこからともなく湧いてくるものだと割り切って、静かにその不安を見つめて鎮まるのを待つという態度も必要だと思います。

不安になったら「あ、今不安な気持ちになっている」ということを認識します。

そのうえで「今の自分ができることを精一杯やる。少しすればこの不安な気持ちは絶対に消えていく」と自分に言い聞かせます。

最後は、自分のちっぽけさを思い出して僕の不安とは関係なく、地球は回るし、空は青くて、日は上りまた沈む、川の流れは止まらないということを思い出します。

自分の不安のちっぽけさを理解します。

不安だけれども家族はみんな元気で家系ラーメンは今日もおいしいということに感謝して明日のために早く寝ようと思います。